1973年 　　　　　　日本橋 ときわ画廊 　　3m×3m×3m 　蠟の総量：80kg 　　　 　　　　　　 　　　　　　

　　　　　　　1973年 8月6日 原爆ドーム前、太田川に設置した大スクリーンに、原爆投下からちょうど12時間後の午後8時15分、ときわ画廊で撮影したキノコ雲を映し出す

　　　　　　　　　 1975年 　　 　　　　　　　シルクスクリーン

　　　　　　　　　1973年 数ヶ月かかった制作中に、溶けた蠟で足に大火傷を負ったが、奇跡的に何の跡形もなく快復した

　　　　詩画集　1975/8/6　発行 詩集 『メスカリン爆弾』 ヨシダ・ヨシエ セリグラフィ/オブジェ　たべ・けんぞう 視覚と大脳を狙った爆弾 “ボンバ・メスカリーナ” は、そのネーミングゆえ、ニューヨーク、シカゴ、サンパウロ、ブエノスアイレス、パリなど、あちこちの税関で摩擦を惹起した

　　　　　　　　　1976年冬 　　　　　　　シルクスクリーン

キノコ雲に使用した蠟は、その後すべて溶かされ、たくさんの小さな灯明となって、多くの人たちの手から手へと渡され続けた

　　REMEMBER PEARL CLOUD 夥しい核情報に囲まれて焼け爛れた手が握りしめるのは、当時の若き陸軍航空大佐が30年経ってキノコ雲まで再現して見せた米航空ショーの原爆投下デモンストレーションの記事である

　　　　　　　1981年　ポスター 　　　　　SAVE THE CHILDREN 　　　　　　シルクスクリーン

　　　　1978年　新宿副都心にて あの朝から33年と4ヶ月の時間が流れた。今日1978年12月8日朝、これからも気の遠くなるような時間が走りつづけるだろう。　　たべ・けんぞう

　　　　オレンジ・オペレーション 1982年　銀座81美術館／東京 1985年　ギャラリー三真堂／東京 1995年　被爆50周年記念展 「ヒロシマ以後」広島市現代美術館 2010年～　常設展示　おんじゅくフロンティア・マーケット牛舎８号／千葉

　　 THEY LIVED ON THE EARTH 　　　　　　LONG TIME AGO 　粉微塵になった地球を凝視し続ける 　　　　　ホルマリン漬けの眼球 　　　　　第三世界とわれわれ展 　　　　　　　東京都美術館